ミノキシジル
世界中の約80ヶ国で、医療用薬品として発売されているミノキシジルは、日本でも「リアップ」という外用発毛剤として使われています。もともとは、高血圧治療剤として開発された内服薬でしたが、その副作用として「体毛が濃くなる」、「太くなる」といった症状が現れたので、それから発毛剤として開発されたのがはじまりです。ミノキシジルには、毛細血管を拡張させる効果があるので、毛髪付近にある欠陥も例外なく拡張され、頭皮全体の血行をよくする効果があるのです。そのため、新しい髪の毛の発毛を促すと同時に、小さくなった毛包を成長させる効果があると言われています。
では、ミノキシジルを使用するにあたっての注意点をいくつか、お話しておきましょう。
◎ミノキシジルで効果が見られるのは?
ミノキシジルは、すべての薄毛・脱毛に効果があるわけではありません。壮年性脱毛症と呼ばれる、男性型脱毛症の人のみ、効果が認められています。また、同じ男性型脱毛症であっても、額の生え際部分での効果は確認されていないので、ご注意ください。
◎使用するにあたっての注意点
高齢者の方、高血圧・低血圧の方、心臓や腎臓に障害がある方やむくみの症状が見られる方は、事前に医師に相談をしてから使うようにしましょう。また、使用回数を増やしても効果は同じです。もし、規定以上に使うと、副作用が出てくる可能性が高くなるので、注意しましょう。また、毛髪の成長は人それぞれです。効果が実感できるまでには、最低でも半年間、継続して使う必要があります。ミノキシジル本体に、壮年性脱毛の原因を取り除く働きはありませんので、使用を中止したとたん、徐々にもとの状態に戻ってしまうので、効果が実感できたあとも継続して使用するようにしましょう。
◎ミノキシジルの効果をあげるには?
「飲む育毛剤」と呼ばれているプロペシアとミノキシジルを併用することで、より効果的に発毛を促進するということが確認されています。頭髪治療を専門に行っている一部の病院では、患者の状態を見ながら、ミノキシジルとプロペシアを併用しているケースもあります。ミノキシジルも医療用薬品ですから、はじめて使用する際は、事前に医師や薬剤師に相談をした方が安心ですし、医師からの処方の方が効果も期待できます。
そもそも壮年性脱毛症というのは、成長期・退行期・休止期といわれるヘアサイクルのうち、成長期の段階で毛包(毛根を包む組織のこと)が十分に成長をしないまま、早い時期に退行期、休止期に移行してしまうため、毛包がどんどん小さくなってしまうことをいいます。そのため、成長期の毛髪の割合が減少し、抜け毛が増える、毛髪が細くなるといった現象がみられるのです。それに対して、効果を発揮するのが、ミノキシジルなのです。
また、成人男性しか服用が認められていないプロペシアとは違い、ミノキシジル成分を含んだ女性用の発毛剤も、現在では販売がされています。ですから、男性と同じように薄毛や脱毛に悩む女性にとっての新しい救世主の一つとなりうる可能性もあるのです。